運営者
岩手県立大学多文化共生研究会
細越久美子(代表/社会福祉学部)
アンガホッファ司寿子(看護学部)
吉原 秋(盛岡短期大学部 国際文化学科)
熊本 早苗(盛岡短期大学部 国際文化学科)
奥州市政策企画部未来羅針盤課
奥州市国際交流協会
研究趣旨
近年、来日外国人が増加しており、岩手県奥州市でも外国人住民が増えています。そのため、外国人のニーズに即した生活環境を整備する必要があり、その中には医療機関を安心して受診できる環境の充実も含まれます。奥州市では平成27(2015)年度から奥州市国際交流協会において、医療機関への医療通訳派遣事業を運用しています(令和元年~奥州市委託事業)。また、平成29(2017)年度以降は岩手県県南広域振興局とも連携し、県南地域の県立病院も含めた広い地域での通訳派遣依頼を受け付けています。
情報化の発展に伴い、翻訳・通訳サービスも充実してきていますが、そういったサービスは医療従事者も患者もある程度習熟している必要があります。また、医療通訳・翻訳に関する患者や医療従事者のニーズは、病気や怪我の緊急性・深刻性、患者の状況(患者本人の日本語の程度、日本語通訳・翻訳ができる付き添い者の有無)、医療従事者の多言語対応能力の有無によっても異なります。医療通訳者、翻訳・通訳機器、翻訳・通訳アプリ、電話医療通訳などの各種サービスは様々ありますが、患者や医療従事者の状況やニーズに応じてサービスを使い分けることで、より効率的・効果的な診察・治療が可能となると考えます。
そこで私たちは、奥州市および県南地域における外国人および医療従事者向けの多言語医療支援情報ポータルサイトを作成し、ニーズにあった情報およびサービスの提供を試みることとしました。多くの方に閲覧していただいて、活用できるサービスを知っていただくこと、そして活用していただけることを心から願っています。
本ポータルサイトにはアンケート機能もあります。実際にサイトを閲覧した方や、その情報をつかって実際にサービスを利用した方などから様々ご意見をお寄せいただき、より使いやすいポータルサイトになるようご協力いただけますと幸いです。
運営者
アンケートご協力のお願い
・Q&Aリスト